今年見た映画を振り返ろう!その7「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」

なんとなく見始めて なんじゃこりゃ と思いつつ最期まで見続けたTVアニメだったけど 劇場版まではね〜

と 忙しさもあって 公開から一月以上たった10月のある日 やっと劇場にいけそうな週末が巡ってきて 何を見ようかなぁ・・・と 上映スケジュールを眺めてみると・・・

あれ、まだやってるんだ「あの花」

というわけで ちょっと恥ずかしい気もするけど 観に行っちゃいました ^_^;

TVアニメ版のストーリーを振り返りつつ アニメでは描かれなかったエピソードを交えて あれから1年後の彼らを見せてくれる

挿入されたエピソードが それぞれの深層心理を掘り下げる役割になっていて 過去をなぞっていても 飽きずに見られる

大きな何かが起きるわけではない ただ 喪失した何かを取り戻し 道の先を目指して歩き出す彼らを見られたのは 嬉しかった

家庭環境とか 親子関係とか 友達関係とか 成績とか

目の前や過去のことだけで あの頃は一杯いっぱいで 誰かのせいにして逃げてばかりいて 先を考える余裕が無かった自分のことを 思い出してしまう

10代って難しいな

思えば私の通った女子校にも この映画の舞台になったとこが地元の子達いたんだよなぁ あの子達、どんなおばさんになってんだろ

[…]

今年見た映画を振り返ろう!その6「クロワッサンで朝食を」

9月に久しぶりのシネモンドでたまたま観たフランス映画 原題は Une Estonienne a Paris 邦題は何故かオードリー・ヘップバーンの出てた有名な映画みたいになってて どうなの?とは思うが これも日本のちょっと恥ずかしい伝統なので仕方ない・・・

ロシアやドイツといった強国に挟まれた小さなバルト三国の中で 最も北に位置するのがエストニアという国らしい 私の世代では 昔、ソビエト連邦の一部だった、位置もよく判らない小国だ

映画は そんなエストニアで痴呆症の母親を看取り 気付いてみれば 離婚して子供達も既に独立していて 一人ぼっちになってしまった50過ぎの女性アンヌのその後を描いている

寒い北国の凍えそうな冬景色がもの悲しく 生きる目的も見いだせないアンヌの心情が浸みてくる そんなとき かつて働いていた老人ホームから連絡が入り 憧れのパリでの仕事が舞い込んでくる

若くしてエストニアからパリに渡り 現在は高級アパルトマンでひとり暮らす 富豪の未亡人の世話係

この富豪の未亡人、マダム・フリーダを演じるのが あの、ジャンヌ・モローだ

80代で 孤独で偏屈で頑固で なかなかアンヌを受け入れようとしないマダム・フリーダ ほとんど引きこもり生活でありながら 家の中でもシャネルのスーツやコスチューム・ジュエリーを さらりと着こなす 完璧なパリの貴婦人をものすごい存在感で演じている

複雑な歴史を抱えるエストニア移民の過去と現在を織り交ぜながら 何故マダム・フリーダが故郷エストニアと縁を切ることになったのか? という謎を軸に 孤独なマダム・フリーダを突き放せず世話を焼いている カフェの経営者ステファン(アンヌと同世代)と アンヌとマダム・フリーダの3人が 新たな関係性を築き 一度は失った生きる希望を見いだしてゆく物語

エストニアから憧れのパリへやってきたアンヌが夜な夜な散策する 観光客が見て回るパリじゃない 本当のパリ

カフェやギャルソンの役割とか どうしてパリッ子の朝食が クロワッサンと紅茶(あるいはカフェオレ)のみなのか? とか 私の知らないフランス文化が面白い

年を取って孤独になって終わり じゃない生き方は […]

今年見た映画を振り返ろう!その5「風立ちぬ」

宮崎駿監督最期の長編アニメ「風立ちぬ」

美しい日本人のいた時代 礼節や正義が生活の中に生きていた 貧しくて幸福な時代 息をのむような関東大震災の描写 不景気が人々の心まで蝕み どうしようもない戦争に突き進んでいった狂った時代

そのような場面のどれもが 丁寧に美しく そして、 淡々と描かれていて 素直に感動を覚える

主人公 堀越二郎の故郷や 菜穂子と再会する軽井沢の風景の描写にはすごく引き込まれた

主人公「堀越二郎」は終始淡々と描かれていて 一見、 航空技術者を目指す中での 挫折や困難を「夢」で邂逅するカプローニとのやりとりで あっさりと乗り越えて行くようにも見える

二郎が最も激しく感情を露わにするのは 婚約中の菜穂子喀血の電報を受け取って東京へ急行し 再会を果たすシーンであり 彼の「夢」である飛行機の設計においては あくまでも淡々と、である

でもそこで 「いざ生きめやも」 であり 「生きねば」 なのではないだろうか

二郎は決して戦闘機を作りたかった訳ではないだろう それは冒頭のシーンからも 夢に登場するカプローニとのやりとりからも明らかである

しかし 不自由でも 意に染まなくても 貧しくても 暗い時代でも 航空技術者を目指し続け 設計図を引きつづける

まさに「今と格闘し生き続ける」 その葛藤と苦悩はラストシーンになっても あくまでも淡々と 「一機も帰って来ませんでした・・・」 と締めくくられている

戦後の二郎が背負い続けたであろう苦悩を想像させるラストだったと思う

そして このラストシーンを観ながら一番感じたことは 「戦争はもう絶対しちゃダメだ」 という思いだった

喫煙シーンの多用は 私にとっては時代背景を感じさせられるシーンだったし 「タカ派」的ではなく 「反戦」を考える作品だった

[…]

今年見た映画を振り返ろう!その4「銀魂完結編ー万事屋よ永遠なれ」

「完結編」とか言われると なんか気になって観に行ってしまいました。 コミックを読んだことは無く ひたすらアニメのみの 偽銀魂ファンではありましたが 今作は 期待に違わず下品さ炸裂で大満足!

ということにしておきましょう。(-_-)

アニメしか観なくて良いのだ! と 思ってしまってた最大の理由は

”神楽ちゃん”

あのアフレコを聞いちゃったら あれ無しの銀魂は考えられなくなっちゃったのでした

またしばらくしたら 再放送みたくなるんだろうなぁ。。。

今年見た映画を振り返ろう!その3「モンスターズ・ユニバーシティ」

ピクサーアニメのサービス精神にはいつも驚かされる 今回も、観る人をいかに楽しませるかをとことん追求してる

ぷにゅっとしてたり モチッとしてたり ザラザラだったり ちーーさかったり でかデカだったりの モンスターキャラはもちろんのこと 画面の隅々まで作り込まれたアニメーションの 美しさとワクワク感が素晴らしい

モンスターズ・インクの前日單となる今作では マイクの為人がわかって親近感が湧く仕掛けになっている

例によって 理屈抜きで楽しい

今年見た映画を振り返ろう!その2「ローン・レンジャー」

「少年時代のある忌まわしい事件のせいで復讐に燃える戦士となった悪霊ハンター、  トント(ジョニー・デップ)は、  その悲願のために、不思議な白馬シルバーの導きと自らの聖なる力によって、  瀕死の状態にあった検事のジョン・リード(アーミー・ハマー)を甦らせる。  レンジャー部隊の英雄である兄ダンを何者かに殺された過去があるジョンは、  兄の敵を探すためにトントと手を組む。  しかし、法に基づく正義の執行を求めるジョンと、  復讐のためなら手段を選ばないトントはまったく噛み合わない。  しかし、愛する者に再び魔の手が迫り、  マスクをつけた謎のヒーロー“ローン・レンジャー”として生きる覚悟を決めたジョンは、  白馬シルバーを従え、無敵の相棒トントと共に巨悪に立ち向かう……。」 ーmovie.walkerより抜粋ー

というのがあらすじ

なるほどそうだったな って だいぶ忘れてるし〜〜〜(-_-)

ジョニー・デップさまのコスプレについてはさておき、 内容はとても楽しめる作品でした。 少々残酷シーンも織り込まれておりますが 良く出来たエンタメではないでしょうか。

面白いことに この作品を見て思い出したのが 遡ること数ヶ月前に観ていた 「リンカーン」であります。

リンカーンの功罪の 「罪」の方にあたるのが ネイティブ・アメリカン、 所謂「インディアン」に対する政策と言われてるらしい。

南北戦争で泥沼の戦いの末に 黒人の「奴隷解放」を勝ち取ったリンカーン大統領ではありますが、 引き替えに目をつぶるしかなかったのが インディアンたちに対する搾取や横暴、虐殺だったとか・・・

超娯楽作品でありながら ネイティブ・アメリカンの悲劇がちらっと描かれている作品でもありました。

そろそろ今年を振り返る・・・”リンカーン”

今年見た映画を振り返ろう!

その一 「リンカーン」

日本人の私が持つリンカーンのイメージは・・・ えーっと 奴隷解放した人 南北戦争で勝利した人 そして 暗殺された大統領 と モザイク状のイメージしかないんだけど

その断片がキレイに補填されて 気持ちよく一枚の絵になったのが この作品でした

ダニエル・デイ=ルイスはホントにスゴイ 歴史上の肖像画の中の人が見事に立体化してしまってて 妙に感情移入してしまう

つまり リンカーンが好きになってしまうのだ

登場人物たちの靴音が印象に残る

しかし 当たり前のことだけれど リンカーンも政治家として功罪を併せ持つ

映画を見た後に ”リンカーン”で検索するとそれが少し見える

何を犠牲にしたとしてもなお 罪を贖える訳ではないとすれば

政治家って大変だな

HYSTERIA

6月にシネモンドで観た映画「ヒステリア」 19世紀ヴィクトリア朝末期の英国ロンドンの独特な雰囲気を感じる楽しい作品

ヒステリーという語が 女性によく見られる精神疾患の病名として使われていた時代 ヒステリーの原因が子宮や骨盤内の鬱血によると信じられていた時代

こんな治療をお医者様が真面目にしてたとは?! ・・・・・

古い権威主義や、ガチガチの不自由なモラルが色濃く残りながら 一方では 産業革命のもたらす変革と新しい風にゆれていた時代のイギリス

実在の医師であり 医療用器具としての バイブレーター開発者をモデルとした映画らしいが

役者さんたちが達者で よくハマっていて とても楽しくて ちょっと恥ずかしい

それにしても、 特に女性の生き方は この100年で全く違ったものになったんだなと この作品を見ててつくづく思う

産業革命って 文化もモラルも 全部変えちゃったんだなぁ

やっぱり私は、この時代でよかった

マリー・アントワネットに別れをつげて

4月にシネモンドで観たフランス映画

フランス革命に翻弄される王妃の朗読係シドニーと ベルサイユ最期の3日間

本物の宮殿でのロケ セットや衣装のすばらしさ 豪華な衣装の衣擦れの音や 下女たちの身なりや部屋の不潔さ

時代の雰囲気が強く感じられる印象的な作品だった

ベルサイユ宮殿の中に 目に見えるすごいヒエラルキーが存在してる

当たり前のことなんだろうけど その裏表と格差 遠くて近い宮殿の内部 交錯する人々の思惑や明暗

シドニーの運命は・・・

シドニー役のレア・セドゥ 「ルルドの泉で」にも出演してた

目つきに特徴があって なんかこう 指原莉乃を思い出すんだけど

オズ はじまりの戦い

まだまだ3月頃の思い出に留まったままのブログ って ブログじゃないよね、もはや・・・

しかし! この作品はそこそこ面白かった

じわ〜っとした3Dだけど そこも悪くなかったし

「そうそう、オズの魔法使いって、本のタイトルになってる割に、ちょい役のおじさんだったよね〜」 とか、小学生の時読んだ 子供向け原作を一所懸命思い出しながら わくわくドキドキ楽しめた

こんだけ活躍しても 後にドロシーと出会う時の彼は何故かパッとしなかった筈・・・ なんでだろ?

映像もストーリーも キレイでファンタジックで可笑しくて 良かったんだけど それよりも印象に残ってるのがオープニングのアニメーション

ちいさな舞台の緞帳が軽やかに上下左右にどんどん開いていって そのなかに次々に文字やイラストが現れる

3D作品ならではの良さが生かされてて むかーし昔TVで見てた 「リボンの騎士」のエンディングを思い出しちゃった

リボンの騎士も好きだったなぁ・・・