映画「アンダーグラウンド」

3章からなる長編映画。

見てから3ヶ月半も経っちゃったけど
あまりにすごい映画だったので今頃レビュー(-_-)

かつてのユーゴスラビアはどうなったのか?と地図や地球儀を引っ張り出してみても、日本人には判りにくい複雑な歴史を抱えた旧ユーゴ。
それでもユーゴスラビア(あるいはユーゴ王国?)という一つの国として存在した事実とその崩壊の歴史を、印象的な民族音楽に乗せてファンタジックに描いている。

意味があるのかどうかも解らない多くの伏線、暗喩の数々。
物語が進むにつれ、ジェットコースターのような混沌に引きずり込まれ、
最後まで退屈している暇はない。

シニカルなユーモアで残酷さもどこかおとぎ話のようだと思いながらラストまでたどり着くと・・・まさにそこにはユートピアが・・・。
しかし、この物語に登場する、
国家に翻弄され踏みにじられた全ての人々に実際には救いなど無い。

コメディーの作りでありながら、
狂騒的な音楽に乗せて語られる
「昔あるところに国があった」というラストのナレーションが、あまりにも悲しい。

それにしても・・・
あの泥沼のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のさなかにこんな作品を作っていたとは・・・
アヴァンギャルドすぎるよな、この監督。

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