ソフィア・コッポラの”SOMEWHERE”

ソフィア・コッポラさんの映画を観るのは初めて。
金獅子賞を取った映画ならでは、な、味出てましたね、実に。
ヨーロッパ映画のようなテイストを意識的に盛り込んでるらしい。
なるほど、だ。

ハリウッドで成功を収めて2年後という設定の俳優ジョニー・マルコが主人公
とにかく丁寧に、淡々と、この男の日常が描かれてゆく
とは言っても
ハリウッドでホテル住まいしてる有名俳優が主人公なんだから
その日常は
私たちからしたら、すごい「非日常」

実在するハリウッドセレブ御用達のホテル、シャトー・マーモントでの
酒とバラの日々(?)
フェラーリを乗り回し
ただ自堕落で空虚なだけかとおもいきや
俳優業はとりあえず順調らしいのだが・・・

そこへ
離婚して離れて暮らす11歳の娘クレオがやってくることが
この映画の唯一の事件かな
ここでジョニーは
親子が同じ屋根の下に暮らしていれば
普通するはずの日常を
ちょっとだけ取り戻す

親子でTVゲームを楽しむシーンがほほえましいんだけれど
このシーンのギター演奏ゲーム
太鼓の達人パクってないか???

ホテルのエレベーターで一緒になる俳優(?)役でベニチオ・デル・トロがちらっと出てきてクスッときたんだけど、
どうやらその他にもカメオ出演してる人が何人かいるらしい
ホテルのロビーに出てくる”個性的”なファッションの女性のグループとかもそうかな??
デスパレードな妻たちとか???
全く見てないし、知識皆無でわかんないよ〜〜〜
そこらへんが判らないところがちょっと悔しい

それはさておき

別れてしまった両親の間で揺れる子供の心象も
さらりとながら丁寧に描かれている

彼女の両親であるジョニーとレイラは奇しくも同時期に
どうやら人生の転機を迎えているらしい

我が子がそろそろ思春期に突入するであろう
アラフォー世代では多かれ少なかれ経験することかもしれない
そこでどう舵を切るかによって
人生が大きく違ってしまうかもしれない

主人公ジョニーは
娘クレオとの短い生活の中で
これといって大きな出来事なんか無いんだけど
自然と、見ないようにしてた自分と向き合っちゃうんだよね
うーん、そういうこともあるのかな?
運の良い奴だ
いや、かしこい奴なのか

とにかく、
ジョニーはもしかしたら
幸運な選択を出来たのかもしれない
そう思わせるようなラストだったと思う

こんな風に
シーンをひたすら積み上げて
だたそれだけで
これだけ語られるとちょっと参るなぁ

ちょっとしたシーンにも
ハリウッドに詳しい人ならふわっとよみがえる
エピソードが織り込まれてたりするらしいし

音楽やファッションへのこだわりも感じられるし
ソフィア・コッポラ監督のセンスの良さに感心してしまった映画でした

この映画は
劇場で観た方が圧倒的に良い
気がする

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