映画「アレクサンドリア」


こういう映画が
割と私は好き、かも

3〜4世紀と言えば
キリスト教が世界宗教へと変貌する時期だったと
確か・・・何かの本で読んだ気がする
ローマ帝国がその広大な版図を収めるために
皇帝自らキリスト教徒に改宗し
その力を利用しなければ統治不可能になる程のパワーを
キリスト教という新興宗教が持ってしまった、というようなことなのかな

そしてこの映画の舞台
イエス・キリストの死後300年あまりしか経ていない
巨大図書館を要する文化学問の中心都市「アレクサンドリア」には
実在のイエスにまつわる文献もかなり残されていたのではないだろうか???

治世にキリスト教を利用しようと決めたローマ皇帝は
しかし、実在のイエスの記録を徹底的に焚書したとか・・・
神の子イエスの人間くさい記録はこの際ジャマと言うわけだ

この映画の実在した主人公ヒュパティアの虐殺事件というのは
まさに、
アレクサンドリア図書館とそこに収蔵されていた貴重な書物が失われた時期の史実らしい

異常なパワーで膨れあがっていくキリスト教徒たち

根底には厳格な身分制度のもと
人間ではないものとして全ての権利を剥奪された奴隷と
経済をユダヤ教徒たちに独占され食うや食わずの民衆たちの存在がある

ここらへん、とても説得力がある

なるほどこれじゃ
みんながキリスト教にすがる訳だ

しかし
パワーをもったキリスト教会は暴徒化し、
他宗教を徹底的に弾圧し始める
抑圧からの反撃
革命だな、これは
だから虐殺も略奪も破壊もハンパない
劇中、血だらけだ(-_-)

映画はこのような血なまぐさい史実をきっちりと描きながらも
美貌と知性に輝き、決して信念を曲げないヒュパティアと
彼女を愛しながらも
奴隷から解放されることを求め
修道兵士となり虐殺と破壊に身を投じていくダオスを軸に
運命の渦に飲み込まれていく人々を丹念に追っていく

この事件のあと
アレクサンドリアからは多くの学者たちが去り
学問の都としてのアレクサンドリアは終焉を迎える
 
そして時代は、暗闇の中世へと移っていく

信仰って、なんなんだろ?
どこまで行っても
日本人にはどこか理解しがたい部分だな

今回も思う

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